静岡県・O邸 R+house 浜松中央/浜松南/藤枝・西遠建設 DATA 家族構成 夫婦+子ども2人 構造規模 木造・2階建 敷地面積 414.85㎡(125.49坪) 1階面積 72.87㎡(22.04坪) 2階面積 55.06㎡(16.65坪) UA値 0.50W/㎡・K C値 0.3㎠/㎡ 建築家 フジタオサム point of the plan 収納に時間をかけて計画。生活感のない空間を保てるようWICや壁面収納を充実させ、ストレスなく、物が適材適所に片づけられるようプランしている。 デザインと暮らしやすさをバランスよくプランする 「お気に入りのアートを飾りたい」。そう話すのは、プラン前から完成後のイメージをはっきりと描いていた奥様です。新居のイメージはまるで美術館のような生活感のない空間だったといいます。その希望を聞いた建築家のフジタオサムさんは、「本当に美術館のような家に住みたいですか?」と質問を投げかけたそう。家は家族が豊かに暮らすためのステージですから、すっきりとしたデザイン性を保ちながらも、子育て家族の暮らしやすさもバランスよく考えることが大切。たくさんの要望を聞いたフジタさんは、建て主の希望を整理して間取りに落とし込みました。「シンプルななかにも、暮らしやすさがプラスされていて、納得できるものがありました」と奥様。 リビング階段はスリット階段を考えていましたが、落下の危険を考えて半分だけ踏板が跳ねだすタイプの階段に。デザインだけでなく暮らしのなかの安全も確保できました。また、リビングのフローリングはお手入れがしやすい素材をチョイス。無垢材と迷ったものの、小さな子どもがいるため、使いやすさを優先。そして、材料にはアイアンや木材、モルタルなど、素材感が残るものをこだわって選び、希望通りの洗練されたインテリアが実現しました。 「デザインも性能も私たちの希望が叶いました。たくさんの友だちを招ける最高の家です」とご主人はうれしそうに話します。 安全性、使いやすさを落とし込んだ、洗練された空間 デッキとシームレスにつながるリビング。大人数のゲストを招いてパーティやバーベキューができるよう、できる限り開放的で明るい空間を計画した踏板が壁から跳ね出すタイプの階段は、安全性とデザイン性を兼ね備える玄関からリビングにつながる廊下にはFIX窓を。暮らしに豊かさを与える癒しの場経年変化を楽しめる外装材を使った壁。今後はアートを飾る予定洗練されたデザインのアプローチは家に入る楽しみが増す。門扉には杉板型枠を使った