コンパクトに納めたLDK。広く使えるようソファは置かず、床を上げたスペースをリビングとした。手前右にバルコニー、正面の壁の向こうは水回り
ダイニングテーブルは、リビングでも使えるよう片側の脚を短く造作、リビング側にずらすとちゃぶ台となる。「家の中の中」のインテリアは白と木目の落ち着いた木でニュートラルに
アウトリビングとしても使える、カラマツ張りのバルコニーは「家の中の本当の外」。LDKに光や風を招いてくれる。小さなスペースだが、とても効果的
「面積的には小さい家でも、土間や階段の踊り場といった何に使ってもいい空間があるほうが、より自由でおおらかな暮らしができます。数字的な広さより、空間の開き具合が大切」
SHIRAKO,Hidetaka
1階の寝室。小窓で閉じて、静かで快適な室内環境をつくり出した。一面だけシックな色合いの壁にして、より落ち着けるインテリアに
2階の水回り。浴室、トイレ、洗面脱衣室が一直線に並ぶ。踊り場に面する壁には窓を設けて、開放的に。壁は白、床はセメント調タイルで、家の中の「中と外」の中間的な雰囲気をもつ
窓のない壁と格子で構成されたファサード。前面道路は交通量も多いので、居室のある北側は潔く閉じ、バルコニーや土間、階段のある南側は光や風の抜ける格子で覆った。外観上でも「家の中」と「外のような空間」を表現している