コンパクトな敷地に
満足の広さを獲得

コンパクトな敷地に満足の広さを獲得011

愛知県・I邸 R+house 名古屋東・夢工房キッチンくらぶ

DATA

point of the plan

ダイニングを日当たりがよく奥まった場所に、キッチンは1階が見渡せる位置に配置。玄関土間と階段室を抱き合わせ、吹き抜けで空間の広がりを得た。

建坪15坪にワンルーム+吹き抜けで
広がりあるLDKをつくり出す

 I様邸の玄関に入ると、土間から吹抜けへとスケルトン階段が伸び、上階からの光が窓の少ない1階を心地よく照らします。LDKはかなり広々した印象ですが、1階の面積は洗面・バスも含め約15坪とコンパクト。土間と階段も一体化させ、吹き抜けにしたことが功を奏したといえそうです。

 無垢材やモルタル、タイルなどの素材感が光る室内には、センスの良さを感じさせる雑貨が並び、居心地のよさに満ちています。好みがはっきりしている奥様は、広い玄関、土間や吹き抜けなど、実現したいイメージを建築家に伝えました。中でも大切にしたかったのは、家族の団らんの中心となる、ダイニングの快適性。リビングと少し離れたダイニングには囲まれ感があり、窓に近くて明るい場所。北欧ヴィンテージの円卓がよく似合う、奥様お気に入りのコーナーになりました。

 理想の空間を手に入れたIさんですが、「暖かい家に住みたい」という当初の目的は達成できたのでしょうか。「夏は涼しく、冬はポカポカで床暖房いらず。隅々まで温度差がなく快適です。日の入り方まで入念に計算されていて。吹き抜けの土間は寒いという固定観念で、ガマンしながら暮らしていると思われているかも知れませんけど」。そう言って笑う奥様です。

ワンルームの中でも
ダイニングには
独立性を持たせて

吹き抜けから落ちる光でふわっと明るい玄関土間と、南の窓辺のダイニングコーナー。ソファより手前のリビングはほの暗く落ち着いた雰囲気で、気分を変えてくつろげる

ダイニングは、2本の柱と壁に囲まれることで安心感が生まれている。フローリングは奥様がサンプルを見て一目惚れしたカバザクラ。明るい色が家族の雰囲気に似合う

キッチンの腰壁はモルタル調の仕上げに。「ネイビーのタイルにしたくて、サンプルをたくさん見てこのボーダータイルに決めました」と奥様。選び抜いた雑貨を飾れるこのコーナーが大好きだそう

ダイニングの前にはウッドデッキが。敷地は南向きに傾斜しているので視線の先が開けている。ウッドデッキを斜面に張り出すようなかたちにつくり、庭に下りやすくした

「窓から緑や空を見ながら四季を感じる家」を叶えるのが目的のひとつ。

玄関では、奥へと連続する土間に沿ってダイニングまで伸びる視線と、吹き抜けで上へと伸びる視線とで、実際以上の広がりを感じられる。階段下も部屋の空間の一部として生かされている

2階ホールから玄関土間の見下ろし。土間には子供が勉強できる小さなデスクもつくった。シーリングファンを付けられる大きな吹き抜けも要望のひとつだった

窓白色を基調にデザインされた清潔感たっぷりの洗面室。複数人で使用しても悠々と使える広さを確保。収納も充実

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